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2011年10月26日

音楽的嗜好の原因を考える

10月22日、「石井慶子のシャンソンリサイタル」が、東京・南青山で行われ、小学校時代の友人たちと一緒に参加したicon65

第2部では、会場において、観客が100曲のリストから、希望する1曲を選んで投票し、その投票箱から無作為に選んで順に10曲ほどを歌うという企画である。決められた曲を事前にリハーサルすることができないし、シャンソンは歌詞や曲が長く、歌手や演奏者には相当プレッシャーがかかるが、聴衆からはたいへん好評で盛り上がった。

観客の層は、いつもながら中年のお洒落で上品なご婦人が多いが、若い年代はほとんど見られない。

越路吹雪、石井好子、淡谷のり子、芦野宏らがテレビに出演していた時代を生きてきた年代だ。
このまま時代が過ぎていくと、シャンソンを楽しむ層は、消失してしまう危機感を覚えるicon198。歌謡曲(演歌)も同じかもしれない。



音楽の嗜好は個人差や年代による差が大きい。若い人の中には、歌謡曲やシャンソンに関心を示さない人も多く、逆に年配者にとっては、若い人の歌に馴染めないこともあるface07

この差の原因は何だろうicon66

最近の「Nature Neuroscience」にカナダのMcGill大学から、「音楽を聴いてゾクッとする鳥肌感(Music Chills) 」を感じる時、脳の側坐核や尾状核のDopamineの分泌量が増加icon14していることが発表されている。報酬系の神経伝達物質であるDopamineの分泌は、食事、Sex、喫煙、麻薬で確認されているが、音楽により確認されたのは初めてらしい。

恐らく、20歳代前半までに、脳が新しい音楽のシャワーを浴びることにより、Dopamineの分泌が亢進し、音楽的嗜好が決定されるのであろうと推測する。

音楽脳といわれる右脳、言語脳といわれる左脳が、成長期に多くの刺激を受けることが一生に渡って影響を受ける可能性があるのではと思われた。

【Written by 久田 保彦】  


Posted by 株式会社 星薬局 at 18:47コメントを見る・書く(0)

2011年10月10日

「トイレの神様」植村花菜のライブに参加

10月8日(土)、大阪芸術大学伊丹キャンパスの講堂において、本大学の学生による歌と演奏があり、その後、「トイレの神様」でヒットした植村花菜のライブがあって出かけた。大きな講堂に1,000名以上の聴衆が集まった。

植村花菜の関西弁による飾らない軽快なトークは地元の聴衆にはよく受ける。icon14
アコースティックギターの優しい音色に、彼女の澄んだ声が魅力であるicon64icon64

7〜8曲歌ったが、最後に歌った「トイレの神様」は、10分もかかる長い歌詞に、おばあちゃんとの思い出が詰まっていて、生で聴くと特に胸に迫ってくるものがあり、実に泣かせる歌である。 icon41

歌になるのは、やっぱり、おじいちゃんではなくおばあちゃん、パパよりママなのだ。

19歳から路上での音楽活動、幸いにもデビューできたが、5年ほどはヒット曲に恵まれず苦しみ、「おばあちゃんとの思い出話が果たして歌になるのか?」と疑問だったが、最後の曲のつもりで作ったのが「トイレの神様」だったらしい。

「苦しい時にも、絶対諦めない!」と解く28歳の彼女に説得力があり拍手icon100

「喉の調子をいつも良好に保つためにどうしているか?」の質問に「十分睡眠をとり、外出時・寝る時、ジョギィングをする時も・・必ずマスクをし、コンビニで龍角散の喉飴を買って舐めている。 (龍角散のCMに出ている訳ではない。)」とのこと・・・参考になる。

自分の祖母との古い思い出をたぐり寄せながら、また、彼女の活躍を期待しつつ帰途についた。

(Written by 久田保彦)   


Posted by 株式会社 星薬局 at 13:11コメントを見る・書く(0)

2011年10月03日

彼岸花(曼珠沙華)が満開

10月2日、法事のため、愛知県常滑市に帰省した。
帰りに時間があったので、半田市にある「新美南吉」記念館に寄った。

新美南吉は、昭和18年に29歳の若さで亡くなった童話作家で「ごん狐」のちょっと悲しい童話は教科書にも引用されて有名である。

記念館の付近の川の堤には、彼岸花が一面に咲いて、多くの人で賑わっていた。





子供の頃から、彼岸花は有毒であると聞かされているせいか、花の中ではあまりいい印象はなかったが、こんなに沢山の彼岸花が咲いているのは壮観で感動する。

彼岸花の成分には、リコリン、ガランタミンなどのアルカロイドが含まれ、吐き気や下痢など生体に影響を及ぼすという。昔から、あぜ道や墓地などに植えて、ネズミやモグラなどを避けるともいわれている。

成分のひとつである「ガランタミン」は、今年発売されたアルツハイマー型認知症の治療薬である「レミニール」錠の成分として応用されていることは注目すべきことである。

(Written by 久田保彦)  


Posted by 株式会社 星薬局 at 01:43コメントを見る・書く(0)