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2011年12月14日

「ごぼうの種」が膵臓がんの臨床治験に

ごぼうの種を乾燥したものを漢方生薬では、「牛蒡子(ごぼうし)」と呼び、消炎・解毒・排膿などの作用があり、乳腺炎、喉の痛み、皮膚疾患などに有効とされている。

「牛蒡子」「消風散」「柴胡清肝湯」などの漢方の処方にも含まれている。

基礎研究により、牛蒡子が膵臓がんに効く可能性が確認されている。

最近、国立がん研究センター東病院(千葉県)において、牛蒡子のエキスを膵臓がん患者さんに服用してもらい、臨床治験が開始されたとの報道がされて、たいへん注目されている。

臨床効果が確認されて、膵臓がん患者にとって、有力な治療薬になればと願っている。


【報道された基礎研究結果】

*低栄養状態の環境下で培養した膵臓がんの細胞に、牛蒡子の成分である「アルクチゲニン」を加えるとがん細胞が減少する。
*膵臓がんマウスに牛蒡子を投与すると、対象群に比して、がんの縮小および生存期間の延長が認められた。

【牛蒡子の写真】


<Written by 久田保彦>
  


Posted by 株式会社 星薬局 at 01:19コメントを見る・書く(0)