2013年12月11日

年齢と時間の経過

師走となり、いろいろな人から 「年をとると特に、時の経過が速いね。」とう会話を聞く。それはなぜであろうか?

すでに19世紀の哲学者により 「時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する。(ジャネーの法則)」と唱えられているが、科学的に証明されているわけではない。

人の脳は未知なるもの、新鮮なものを求めるようにできているらしく、エピソードが多くて感受性豊かな若い時期には時間が長く感じられ、同じことの繰り返しや脳への新しいインプットが少ないと時間が短く感じられる。

年をとると、時間の経過を速いと感じやすいが、それは、人生の終着点に近づいている焦りでもあるが、また、平穏で安定した生活を送っている証拠でもある。病気や貧困あるいは災害などの不幸な出来事で苦しんでいる人は、恐らく時間の経過を長く感ずるであろう。

年をとっても、新しい体験をし、いろいろな人に会い、新しい発見と感動があれば、人生にいっそう充実感や満足感が得られるであろう。

<久田保彦 記>
年齢と時間の経過
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Posted by 株式会社 星薬局 at 15:16│コメントを見る・書く(0)
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