新千里にもまた春が来ました。







例年のごとく、変わり映えのしない構図ですが、
当店のすぐそばの橋の左右の桜と、その川沿いの
桜トンネルです。

花はどれでもきれいですが、特に桜は、なにか人の心を
浮き立たせてくれるような力があるように思います。

昨日の新聞に、被災地のがれきの中に、枝の折れた桜の木が、
いくつもの花芽をつけ、花も１輪さいてました。
いっときでも、見た人の気持ちを和ませ、勇気づけていると
思います。

私も、被災地を応援するのに、義援金は出したけれど、
他に何ができるのかな、と考えたとき、だれにでもできるのは、
やっぱり、被災地やその周辺から出てくる、農産物などを
買うことだと思います。

原発のための風評被害で、規制外の地域のものも出荷できず、
廃棄されています。どんなにかつらいことだろうと思います。

そこで、先日、大阪市内のあるデパートの食品売り場の責任者の方に、
「提案とお願い」として、福島や茨城産のものもを置いてください、と
言ってきました。デパートは地方の物産展などをよくやってるので、
やるきになれば、スポット的に仕入れるマニュアルはもってるはずです。

そして、「東北を応援しよう」とかなんとか、書いて並べれば、
買う人はきっといるし、企業イメージは上がりますよ、とも言ってきました。

責任者の人の話でちょっと驚いたのは、「そういう物と他のものが、くっつくことだけでも
嫌がる人がいるのです。」と言われたことです。
そういう人が、風評被害を起こしたり、買い占めをするのかもしれませんね。

同じことを、私の家のすぐそばのスーパーの店長さんにもお願いしてきました。
「上の人をよく知っているので、話しておきます」と言っていただきましたが、
はたしてどうなることか。

些細なことでも、応援になるようなことは続けてゆきたいと思います。


　　　　　　　　　　　　　　　新千里南薬局
　　　　　　　　　　　　　　　　　田中善子