2015年04月22日

レビー小体型認知症の薬物療法Q&A

認知症の人数は、高齢者人数の増加に伴い増加し、2015年525万人、10年後は730万人になるとされている。認知症の中で、アルツハイマー病が約50%、レビー小体型認知症(DLB)が約20%を占める。

今回、薬剤師カンファレンスにおいて、3月にDLBの病態について、4月にDLBの薬物療法について勉強した。

DLBに対して、第一選択として「CH-E阻害薬」が用いられる(アリセプトがDLBに対して2014年9月効能効果が追加になった。)。幻視・妄想・興奮などの精神症状がある場合には、「抑肝散」が使用されることが多い。それでも症状が強い場合は「非定型抗精神病薬」の使用が考慮されるが、過敏性が出やすいので、少量から慎重な使用が必要となる。パーキンソン症状の出現・悪化、不随意運動、過鎮静などが出現したら、減量または中止する。

カンファレンスQ&A 「レビー小体型認知症(DLB)の治療は?」

<久田保彦>


Posted by 株式会社 星薬局 at 03:51│コメントを見る・書く(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。